汝の隣人を愛せよ

先日の生放送マエセツレンタル彼女とあそんじゃお!レンタル彼女としゃべっチャオ!質問しチャオ!は、浴衣祭りでした。

ご覧になってくださった人はいるでしょうか。

可愛らしい女の子たちがお話をしたり、ゲームをしたりなんて、それはそれは和気あいあいとしていて、のほほんとした光景ですよね。

楽しそうでいいなーと思っている人も、中にはいるかもしれません。

放送を観て、そう思っていただけるのは、提供する側としてはとても光栄です。

けれども、楽しそうにしているから、楽しんでいるからといって、テキトーにやっているわけではありません。

私は番組には出演しませんが、制作として携わっています。

制作スタッフは他にも何名かいますが、みなさんの分かりやすい言葉で言うと、放送作家という立場にいます。

そういった立場上、生放送中もスタジオのすぐそばにいるのですが、特に最近の放送は出演者それぞれに課題があって、みんな自分ができる精一杯で放送に挑んでいます。

特に今回の放送はしゃべっチャオ!が目指す形に少し近づけた回だったなと感じました。

視聴者さんからのお悩みの相談に乗る番組ですが、未熟なりにも自分たちの考えや経験を飾ることなくお話できたのではないかな。

10代や20代の女の子が、自分の少ない知識や経験の中から、少しでも相談者に役立つことはないかと必死で考え、伝えようとするところをお見せできたのではないでしょうか。

たった20年前後の人生経験なので、自分たちも答えが導き出せない時もあります。

今の時代、その悩みをスマホで調べれば、上手な回答をしている専門家も見つかりますが、それは人の意見ですよね。

出演タレント達は、人の言葉を流用することはなく、自分の中から回答を導き出そうと必死です。

なぜなら、人の言葉を借りた意見は説得力がないからです。

とはいえ、彼女たちも自分を模索中なため、自身の中から答えを探そうとしても、どうしても見つからないことは出てきます。

けれども、そんな風に何か言ってあげなきゃと必死になっている姿を見て、何かを感じてもらえればいいなと思います。

しかし、それで満足する私たちじゃありません。

せっかく多くの人から見ていただける場に自分の身を置くのだから、番組を通じて成長していかなければいけないというのが、目標でもあります。

それに、楽しそうだからという理由だけで番組に出演するのは、視聴者にも共演者にも失礼です。

そういった考えから、反省会は何時間にも及びます。

毎回、深夜12時近くまで反省会が行われますが、今回の番組全体の反省で一番印象に残ったのは、他人に対する配慮が足りないということ。

他人とは、視聴者の方、共演者、スタッフと、自分以外の全てです。

気を遣わせていないかさんはなんて言おうとしているだろう今、こうして欲しいんじゃないかといった気配りがないと、皆で一つの作品を作っている実感は生まれません。

いくら番組が自己表現の場だからといって、全員が自分が一番と目立とうとしたら、番組として成り立たないわけです。

他に反省点がたくさん出ましたが、それらの反省は、日常生活において他人への配慮が足りていないところから来ているとの結論でした。

そこで思い出したことが一つ。

今日、たまたまある施設のトイレに入ったところ、きれいに着飾った若い女性が二人、先客でいました。

容姿も美しく、着ている服も身に着けているアクセサリーやバッグもブランド物で、身だしなみに気を遣った人といった印象です。

その二人がトイレの個室から出て来ると、2面しかない洗面台を並んで独占し、メイク直しや髪型直し、歯磨きをし始めたのです。

洗面台を占領してしまっているため、他の人は手を洗うために列を作ります。

しかし、自分の後ろに列ができていても気にならないようで、二人ともマイペースにお化粧を続け、勇敢なおば様に人のことも考えなさいと一喝されていました。

そのように、取り繕って自分を美しく見せようとしても、普段の行動に人間性がにじみ出てしまうものなんですね。

いくら容姿が美しくても、自分のことしか考えられない人の魅力など、底が知れています。

もちろん演者たちはそんな身勝手なことはしませんが、人への配慮ができたり、人になにかしてあげられることができたり、そういった内面的な魅力がもっと放送を通しても伝わるようになればいいなというのが願いでもあります。

タレント達は、これからも放送を通じて成長をしていきますので、まだ放送をご覧になったことのない人は、ぜひ観てみてください。