日本人の生き方

世界が憧れた日本人の生き方日本を見初めた外国人36人の言葉

現代を豊かに生きる智慧は、かつての日本にこそ眠っている。

シーボルト、イザベラバード、アインシュタイン

16世紀以降に日本を訪れた外国人たちの記録から、現代にも通用する生き方のヒントが見えてくる。

何と多くの思いがけない親切に出会うことか

ほんものの平等精神が社会の隅まで浸透している

私たちは何もかも幸福であった

私は、書き留めた言葉の数からこうした日本の

素晴らしい原型が浮かび上がってくるのを目のあたりにすると同時に、

現代の日本がそこから少しばかり外れてしまっていることに思い当たりました。

そして、私たちが原点回帰することの必要性を、身にしみて感じるようになりました。

未知のものを模索するのは難しいでしょうが、もともと存在しているものに

もう一度目を向けるのは復習であり、温故知新です。

ありがたいことに、先人たちのお手本が外国人たちの訪日記録という形で現在でもしっかり残されています。

そして日本人は、先祖代からの文化継承を得意とする民族です。

元来持っていた良さが完全に失われたわけではなく、戻る気にさえなれば戻れる環境があります。

いまほど、自国の伝統文化の素晴らしさに再度光をあてることがふさわしいときがあるでしょうか。

(はじめにより)

目次

第1章シンプルさのなかに豊かさを見いだす

第2章どんな相手も尊重する

第3章いつもご機嫌である

第4章教養を身につける

第5章自然とともに生きる

第6章必要な道徳心を備える

第7章進んで相手をおもてなす

第8章共存共栄に生きる

最終章現代に生きる日本の美徳

出版社からのコメント本書は、私たちの住む日本という国が、古代から膨大な時間をかけてじっくりと培われた、

本当の意味で人間らしく、健康的で平和で、かつ満ち足りた理想的な社会であったということを示すものです。

日本はいま、世界から大きく注目を集めています。

たとえば近年、様な日本の文化が、続と世界遺産に登録されています。

2013年には富士山が、2014年には富岡製糸場と周辺の絹産業遺跡、そして和食が登録され、

つい最近は、日本の祭り山鉾屋台33件もが無形文化遺産に登録されることが発表されました。

そのなかでも特に興味深いのが、2010年に世界農業遺産に認定された能登里山里海です。

自然の山と海、そして人間のつくり出す日の暮らし。

つまり、土地と住民の生活スタイルそのものが、世界の宝として認定されたのです。

昨今、エコロジーだとかGoGreen(環境に優しく)などと叫ばれ、

自然を大切にしようという活動が西洋社会で盛んになっています。

しかし、そのようなスローガンが生まれる遥か以前から、里山には環境に優しい暮らしが存在し続けてきました。

人間をあらゆる被造物のなかでもっとも優れた存在と見る西洋の思考とは対照的に、

動植物すべてが人間と同じ世界に同等に存在すると見る共生感が日本人には

根本的に備わっていると見ることができるでしょう。

こうしたことが、一連の遺産登録によって世界中から評価されることになったのです。

そしてこれから先、日本に対する世界の関心はより一層高まっていくはずです。

2020年には、東京でオリンピックパラリンピックが開催されます。

そのとき、自然風土や食、伝統文化、物づくりなど、様な角度から日本が世界の注目を浴びるのは間違いありません。

そこで私はこれを機に、日本人が自らのユニークな長所を見つめ直し、

衰退していたものを復活させていくことで、日本という国を再び活性化させるとともに、

世界全体が安定を取り戻すことに繋がるのではないかと考えています。

(はじめにより)

印象的だったのは、アイルランド出身で英国籍のフランシスのエピソード。

彼は、来日した折、サムライの果たし合いを目撃した。その時、勝ったほうのサムライが、敗者に心遣いする様を見て武士道に感動し日本という国に魅せられたのだった。その後、永住を決め37歳の時、日本女性の田中安子との結婚を希望するが、当時英国の法律では英国人と非白人の婚姻を認めていなかった。彼はこれに激怒し英国を相手取って財を投じて戦い、勝訴。これによって、英国人が日本人と正式に結婚可能となったのである。これは、画期的なことであった。フランシスの愛と行動力は、半端なものではなかったことが分かる。

本書では、36人の外国人がそれぞれに日本と日本人の素晴らしさに魅せられ、彼らの人生の中でそれがどう影響をもたらしたかが語られており、興味深く楽しく読むことができた。日本人が案外気がつかずにいる日本人の素晴らしさをあらためて知って、感動!元気が出る良書、おすすめです。

どの人物の紹介文も、時代背景や生い立ちが伝わる魅力的な一文から始まっていて、どれも短い文であるにもかかわらず、その人物が身近に感じられ、その人のことをもっと知りたいと思ったほど。実はしっかり下調べしてあるから、その人となりが伝わったのかもしれません。

思わず英国大使館の周囲にサクラを植樹したアーネストサトウ、おおぜいの人が笑みを絶やさず譲り合う情景に心奪われたエドモンドコトー、無償のもてなしに驚いたイザベラバードはじめ多くの旅人たち。さまざまな人が、思いがけぬ目線で日本人に感動してくれることに嬉しさを感じましたが、それと同時に、今、そうした大和魂や武士道が希薄になっていることを、とても残念に思いました。

東日本大震災のときの東北の方の、周囲への配慮を忘れない行動に、海外から称賛が寄せられ、それが、昨今の訪日外国人の急増につながっているのではないかと思いますが、一方、東京では、関係ないのにトイレットペーパーや水を買い占める人たちがいて、苦しい思いをしたことを覚えています。

この本を読んで、見過ごしがちな日本の良さに改めて気づくことができ、自分が日本人であることを誇れるようにならねばと、襟を正す思いになりました。だからこそ、たくさんの人にこの本を読んでもらいたいと思います。

古くから日本を訪れたヨーロッパやアメリカの人たちが書き残した見聞録に当たりながら、彼らが如何に一様に、欧米のキリスト教文化とは異なる価値観の下で、人が幸せそうに活きいきと暮らしている様に驚嘆したかを紹介する本。著者は、禅寺で生まれ育ち、海外在住の経験が長く、外国の航空会社でフライトアテンダントを務めたことがあるという経歴の持ち主であり、そのような経歴を通じ、彼らの言葉により深く共鳴できるということがあるに違いない。1人当たり4ページで、代表的な言葉の紹介と人物の紹介を除くと、本文は2ページ半であり、1人ひとりの人物を深く掘り下げて論じたとは言い難いものの、ここは、数多くの人物を取り上げることを重視したのだろう、と善意に解することにしたい。

考えてみれば解ることだが、彼らは決して、日本人に聞かせるためにこれらの言葉を残したのではなく、飽くまで、祖国の人たちに日本のことを伝える目的で見聞録を書いたのである。それでも、こうして我日本人が、彼らの言葉を読み返すと、日本人にとっては至極当たり前と思われていることが、外国人の眼にはどれほど賞讃するべき事実として映るか、ということを今さらながらに思い知らされ、興味深い。同時に、彼らの多くに見られる、自分たちとは全く異なる世界に生きる人への正鵠を射た深い洞察には、感嘆を禁じ得ない。

今なおの亡霊に忠誠を誓い続け、中韓だけがアジアであるかのような姿勢に徹するマスメディアの報道には、相も変わらず戦争に負けた日本人は、アメリカの言いなりになっていればいいのであり、国際社会でも嫌われているのだから、大きな顔をするなとでも言いたげな説教がましい調子が溢れているが、実際に海外で生活し、多くの外国人と接した経験のある人であれば、様な場面で発揮される日本人の優れた心性を知る外国人から、日本人が如何に好意を懐かれ、尊敬されているかは、肌で感じ取っているところであろう反日を唱えているのは、世界広しといえども、隣の暴力国家と病気国家だけであり、それに、あれらの国にしたところで、実際に日本を嫌ってそう叫んでいるわけではないマスメディアの報道にばかり触れていると、こんな当たり前の事実すら見えなくなる。あとは、マスメディアの情報が如何に悪意で歪められ、信頼に値しないものであるか、ということを、1人でも多くの人が見抜き、自らの体験によって得られた認識をマスメディアの情報によって中和されないよう、自分自身を戒めることである。ネットの普及は、まさにそのような心掛けを強力に後押しするものと言え\xA4

襦\xA3

明治以降の急激な近代化と、戦後土足でわが国に上がり込んだ傲慢かつ邪悪なあの国が仕掛けたにより、日本人が本来持つ秀でた国民性は、確かに稀薄化したかも知れない。それでも、民族の本質は、時代の変化如きでそう易やすやすと失われるものではない。マスメディアの情報の重要性が低下した今こそは、日本人が自信と誇りを取り戻し、日本人らしさを国際社会で堂と発信する心構えを養う絶好の好機である。