うずくまる

- [ ] お茶に「うずくまる」という花器がある。猿が蹲っている様に見える花瓶で、柱に掛けるなどする小さい物である。考えてみるに、私の欲もこれに似て、普段は蹲っているのに、ある時突如飛びついて行く。

今回飛びついたのは、コーヒーカップ。

先週、ライブでエリントンに行った。以前から店に置いてある、花瓶や壺などの焼き物は、店のママのコレクションであるとは聞いていた。好きで、少しずつ集めていると言う作家もの。象嵌風な模様はこの作家の個性で何処にも無いオリジナルと確信させられる。彼の作品世界にはまると抜けれない魅力がある。

北川宏幸 弥三郎釜 京都の作家。

この人が今年早々死去した事。急遽その遺作展が京都陶芸会館で、3月に開かれた事。などの消息はママから聞いていた。でママと作家夫婦とは親しく交流があり、作品を数点預かって、エリントンに預かり、希望の人に頒布していると言う事を聞き、出てきたのがコーヒーカップとソーサーのワンセット。もう作られないし、今を逃すと誰の手に行ってしまうかわからない。

これが、蹲っていたのが、飛びついた次第。その日の手持ちで購入できたのが何より。

その日は水曜日、土曜にはお茶のお稽古場に持ち込んで、コーヒーカップでの点前を工夫して披露した。これもオリジナル。

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